Te wo Arai mashou.

さくちゃんの夜
|くどうの逆襲 第二回

CAUTION!!

これはイラストレーターの逆襲です。

WEB記事において、“アイキャッチイラスト”とは、記事ありきのイラストです。

「ライター陣ばっかり好きなもの好きなように書くのずるいよ!」

そんなイラストレーターの一声から始まりましたこの逆襲。

イラストレーターが描きたいものを自由に描いて、それに沿ってライターが執筆する。これは、記事ありきのイラストというこれまでの制作の流れを止め、イラストありきの記事にするという、超我儘企画です。

詳しくは
私、フラスコ編集部に逆襲します。

第二回はライター・和島咲藍に逆襲!

18:07

 『そろそろお祝いのご飯どうですか? 8月1日と2日の週末、どっちがいい?』

 遅い梅雨明けが見えてきた7月中旬のある日、母からのメッセージを受信した携帯電話がぶるっと震えた。
 「どうですか?」と尋ねておきながらこちらが「行く」と答える前に日程の確認をしてくる強引さが、いかにも彼女らしかった。

 そうか、そろそろ誕生日か。
 頭の中で独り言ちて、肩に提げているトートバッグを抱え直す。
 帰宅ラッシュを迎えた18時の車内。足はむくみ、お腹も空いている。体にまとわりつく夏の生ぬるい湿気に、自分のため息をそっと混ぜてみる。

 8月2日で、23歳になる。これから歳をとる実感もなければ、希望も以前ほどはない。ああ、本当に「大人」になっちゃったんだなあ。

 母親との仲は、良くも悪くもない。
 疎遠ではないし、お酒だって朝まで一緒に飲む。だけど、心の中ではいつでも彼女のことを、なんというか、警戒していた。
 彼女の自信に満ち溢れて自由で豪快な性格は、ナイーブで頭でっかちだった自分の思春期とは相性が悪かったのだ。

 母は、わたしが小学校4年生の時に専門学校に入った。鍼灸師の国家資格を取得するためだ。彼女は順当に資格を取って学校を卒業し、知り合いが営む整骨院で働き始めた。
 一山越えたと思ったその頃から、父母が諍いはじめた。
 理由はよくわからない。しかしとにかく、母は夜中までお酒を飲んでなかなか家に帰ってこなくなった。わたしは、母に反抗するようになった。

 たぶん、淋しかったのだと思う。母が父だけでなく「家」を避けるのが許せなかったのだ。
 お母さんがお父さんを嫌いなのと、わたしは関係ないじゃない。結局「お母さん」に疲れちゃったんでしょ、全部その言い訳なんでしょう。わたしを置いていきたいから、資格を取ったんでしょう。

 母とぶつかるその度に、彼女の気持ちが「家」から離れていくのがよくわかった。
 「本当は子供なんか欲しくなかった」と、言わせてしまった。わたしはただ、「あなたのことが一番大事だよ」と、言ってほしかっただけだった。

 母との溝が埋まる前に父母の離婚が決まり、わたしの親権は父親が持つことになった。
 母とは、大学1年生の冬まで連絡すら取らなかった。
 

 母親から提示されたのは、誕生日の前日か、当日。両方とも特に予定はないけれど、ぼんやりと前日の方がいいな、と思う。なんとなくあの人と誕生日当日に会うのは気が重い。
 忘れていたくらいだから、自分の誕生日を特別ありがたがるような気持ちでもないんだし、過去のもろもろの全てはしょうがないことだったと理解もしている。
 せっかく声をかけてくれているんだから、素直に誕生日当日に会えばいい。でもなあ。

 要はもったいぶっているのだ。母親をどこか信用しきれなくて赦していなくて、だから、「お母さんはわたしの一番じゃありませんよ」というポーズを欲しがっている。勝手なだけでなく、非常に失礼だ。だけど、でも、だって、そんなこと言ったってさあ。

 「大人になった」と噛みしめたそばから、頑是ない駄々っ子に戻ってしまって、途方に暮れる。二つ目のため息を、今度はたっぷりと、空気に放つ。

18:41

 電車から降りたら辺りがいっぺんに薄暗くなった。
 アレ、停電? 降りるところ間違えた? 電車に乗ってたよね?
 あまりに理解が追いつかず、眼球が勝手にぎょろぎょろ動く。混乱、困惑。なんだか耳鳴りもしている気がする。

 「あっ、こっちこっち!」
 声のする方に顔を向けると、母が自分の隣の席をバンバン叩いている。母親とその恋人と、妹がいた。

 いったい何故。夢でも見ているのか?

 どうやらここは馴染みのイタリアンレストランのようだった。耳鳴りだと思ったのは店のBGMだったのだ。そういえばいろんな油が立ち上がるいい香りもする。

 「主役は遅れてやってくるってか? やるねえ」
 母の恋人の上機嫌な声。けらけらと笑い声を立てる母のテンションを見るに、もうすでに何杯かやっているようだった。妹はわたしを一瞥して、すぐに携帯電話に視線を戻す。
 とにかく口角をあげて、「こんばんは」とだけ発声し、席につく。

 いったいこれはどういう状況なのだろう?
 「今って何月何日ですか」と未来人のコントみたいなことを尋ねたくなるが、わたしは未来人ではないので、こっそり携帯電話を見る。

 8月1日。
 嘘でしょう。いくらなんでも、こんなことって。
 投げかけられる「お誕生日おめでとう」の声が、耳をすり抜けてゆく。

19:03

 「じゃあコース始めますね」
 シェフの声がわたしを現実に引き戻した。現実? 仕事の帰りに電車を降りたら何日かの日付と幾らかの移動をすっ飛ばしてイタリアンレストランにいる、これが? 

 思わずあたりを見回してしまう。
 淡い水色の壁に囲まれたこじんまりとした店内。沈みかけの夕陽が射し込み、頭上の飾り棚のワインボトルがさまざまな色に透けて、それぞれの輪郭を滲ませている。
 店の半分ほどもある大きな厨房を10人がけのカウンターがL字に囲み、反対側の壁には2人用のテーブルが2卓。クリスマスの時期にはこのテーブルをひとつ潰して、ささやかなマカロンタワーが置かれる。
 BGMの繊細なジャズは適度にヴォリュームが絞られていて、他の客の話し声と混じって親密な空間をつくりだしていた。
 シェフと給仕さんで全てがゆきわたる、気持ちのよい空間。こわいくらいにいつも通りだ。


 「ん」
 不意に左側から声がして、目の前に上品なピンク色の紙袋がずいっと差し出される。
 「え」
 左を見ると妹が携帯電話からは目を離さないまま、もごもご言っている。まだ信じてはいないにしても、どうやら今日は誕生日の前日。もしかしてこれは、誕生日プレゼントというやつなのだろうか。

 妹とは4つ歳が離れている。今年の春から美容の専門学校に通っていて、髪色はここ半年で目まぐるしい変化を遂げていた。金、緑、青、紫、もう一度金、さらに脱色して、銀。
 根っから文化系のわたしと違って、妹はずっとバスケ部のキャプテンをしていて人望も厚く、そして、めちゃくちゃな吝嗇家だった。先日実家を掃除していたら彼女が6歳の時に作ったへそくり箱から大金が出てきたほど。何か贈り物をされたこともなかった。

 そんな彼女からやさしい桃色の紙袋が差し出されるなんて、それがわたしへの誕生日プレゼントだなんて、思ってもみないことだった。わたしが歳をとるなら当たり前に、妹だって大人に近づいているのだ。

 落ち着こうとワインを口にする。ああ、うれしい気分で飲むお酒の美味しさよ。なんだか目が回って気持ちがいい。身体ぜんぶが、柔らかい渦に吸い込まれていくような。
 あれ? 目が回る? たった一口で?

20:24

 妙なめまいから立ち直って顔をあげると、カウンターの上には食べ終わったメイン料理の皿が置いてあった。さっきまで空腹だった身体はすっかり満たされている。
 これは食事終わりに時間が飛んだということなのだろうか。「美味しかった」という気持ちはあるのに、実際は何も食べていない。なんだかすごく損をしている気分だ。

 右隣の母は、陣痛の話をしている。
 23年前の今頃は、父と花火を見ながら断続的に張り詰める大きなお腹をさすっていたらしい。

 「そろそろ我慢できなくなって病院に向かう頃かなあ」
 「そろそろ助産師さんにうるさいって怒られる頃やなあ」

 23年経ってもなお、鮮明な母の記憶にハッとする。
 そうか、誕生日の日にするんと生まれてきたわけではないんだなあ。知っているようで、全然わかっていなかったこと。
 わたしは、母の数十時間の苦しみの末に生まれてきた。そして、そのずっと前から、わたしは母親の身体の中に浮かんでいたのだ。

 思考は深く沈むのに口は勝手に動き、顔は勝手に笑って相槌を打っている。内側から自分自身を見ているような気分だ。面映さの裏返しなのだろうか、わたしの姿をした「彼女」はペラペラとよくしゃべっている。身体と頭が別々に動いてくれるのは便利だ。


 「これ、生まれてきてくれてありがとうのやつです」というシェフの言葉とともにカウンター越しに差し出されたのは、フラミンゴ色のきらきらしたデザートだった。
 デザートのうつくしさはもちろん、食材のことを話す以外は口を開かない、シャイで職人気質なシェフからの思いがけない言葉に驚く。

 フラミンゴ色は、凍らせた西瓜を削ったものだった。口に入れるとしゅわっと溶ける。下に敷かれた杏仁豆腐の親密なまろやかさもすごくいい。西瓜のきらきら自体の味は薄いけれど、そのぶん鼻から抜ける香りがみずみずしくて、思わず頬が緩む。
 「あ、おいしい、鼻がおいしい」
 目をつむって、うっとりとした気分で、大きく息を吸い込む。

21:19

 吸った息を吐きながら目を開くと、そこは夜道だった。
 ふらふらでにこにこの母と、それを支える母の恋人、携帯電話に夢中の妹を、大きな月がくっきりと照らしている。今から馴染みのビストロで2次会をやるらしい。
 はっはーん。もう驚かないぞ。また妙なトリップが起こったのだろう。何がどうなってこんなことが起きているのか見当もつかないけれど、身を任せてしまうしかなさそうだ。

01:36

それからは、なにかの映画でも眺めているようだった。

 あの妙なトリップは何度か起き、その行き先は、二次会のお店に HAPPY BIRTHDAY の音楽が鳴り響いてお誕生日プレートが運ばれてくるところだったり、0時ちょっと過ぎ、誕生日の当日になってすぐに父から届いた少し畏まったメッセージを眺めているところだったり、アロワナと筋トレが大好きな歯科医のおじさんがわれわれの席に乱入してきたところだったりした。
 トリップの引き金はよくわからないが、とにかく母やその恋人、妹やお店の人々が、それぞれにできる精一杯の歓待をしてくれているのは、染み入るようによくわかった。

 完璧に特別扱いされる夜。
 今だって、母の恋人がわたしのために、メニューにない特別なカクテルを注文しに行っている。胡散臭いばかりの人だと思っていたけれど、それは「ベタ」を惜しげもなくやってしまえる豪胆さゆえなのかもしれない。

 華奢なカクテルグラスに乳白色のスムージー。まぶされたチョコレートチップがうれしい。ひとくち飲んでお礼を言おうと顔をあげると、右目から涙が一筋、つうっと流れた。

23:02

 あれ、と思っているうちに、またトリップが起こったらしかった。

 目の前には見慣れた深緑色の扉があり、すぐにそれが自宅のものだとわかった。携帯電話を確認すると、7月17日の23時を指している。お腹も空いているし、足のむくみも、1日分の疲労もしっかりと身体に根付いている。
 自分の輪郭を確かめるように大きく深呼吸をし、鍵を開ける。

 「ただいまあ」と言うと、「おっかえりぃ」という声。弾む声は、しかし鼻声だ。きっとまた漫画を読んで泣いていたのだろう。毎日のやり取りのはずなのに、「ただいま」と言える人の存在を特別にありがたく感じた。

 「さくちゃん何か食べてきた?」
 「ううん、お腹すいた」

 荷物を自室に置いて、リビングに向かう。小さなダイニングテーブルには漫画と、涙を拭いていたのであろうティッシュが山をつくっている。ここ最近のいつもの風景だ。
 「残業、ではなさそうだな」
 「どうしてわかるの?」
 「なんか楽しそうだからさ」
 「ハルはまた泣いてたんでしょ」
 キッチンの彼は、「ばれたか」と呟いて、わっはっは、と豪快に笑う。いやあ、本当にいい漫画なんだよ、さくちゃんも絶対読んだ方がいいよ。


 ハルはわたしより幾つか年上で、何だかよくわからない人だ。何をしてきた人なのか、何をして生きているのか、全然わからない。いつの間にか出会って仲良くなって、いつの間にか同居を始めていた。
 しかし、そんなハルとの暮らしは、とてもしっくりくる。きっと、彼の羽毛みたいに柔らかい心根が理由なのだと思う。
 ハルはよくわからない人だけど、他人にもよくわからない存在であることを赦してくれる。ハルの前では何者かにならなくていい。そういうのって、すごく「家」っぽいじゃない?

 「お夜食でございま〜す」という浮かれた台詞とともに、目の前にお皿が置かれる。冷凍のエビピラフ。
 「一緒に食べよう。それで、さくちゃんの楽しかった話聞かせてよ」

 ハルは、わたしの荒唐無稽な話を表情をくるくる変えながら実に楽しそうに聞いた。 
 「お夜食のエビピラフ」は魔法だった。火にかけるだけの、250円の冷凍食品。でも、だからこそ、誰かに作ってもらうのは妙にうれしい。
 中火で5〜6分のやさしさ。黄色く光るつやつやのお米と、いい匂いのする湯気。地に足ついて人心地つくための、過不足ない安っぽさや熱さがそこにはある。


 自分のタイミングでいいんだ、と思う。愛されていると、愛しているとわかっているんだから、わたしはきっと、母親へのわだかまりや思春期に受けた傷をなかったことにしなくていい。

 それに、前日に誕生日を祝ってもらうのって、きっと悪くない。
 だって起きたら誕生日の朝、今日から新しい日々が始まるのだというさわやかな、清々しい予感がするだろう。その健やかさを、愛してみたい。


 朝になったら、「8月1日に会いたい」って、気持ちよく返信しよう。
 そして、垣間見ることしかできなかったあのうつくしい夜を、今度こそちゃんと味わうのだ。

絵と編集・くどうしゅうこ
   文・和島咲藍

解説・小説『さきちゃんたちの夜』(2013)

作:
よしもとばなな

出版:
新潮社

失踪した友人を、彼の恋人と捜す編集者の早紀。おばの遺言を受け取った紗季。祖父母秘伝の豆スープを配る咲。子どもが好きだけど産むことができない、乳児院で働く沙季。双子の兄を事故で亡くした崎(さき)の部屋に転がり込んだ、10歳の姪さき。

いろんな“さきちゃん”に訪れた小さな奇跡。「キッチン」でお馴染みのよしもとばななによって編まれた、5人の「さきちゃん」たちの短編集です。

「さきちゃんたちの夜」という題名から、夜の話かと思って読み始めたのですが、どちらかと言えば彼女たちが「それぞれの一晩を過ごす話」でした。

今までの人生に整理をつけて一晩を過ごして、生まれなおすような、生き返るような物語。そういう一晩を過ごすことによって自分のことをより気に入るような、受け入れることができるようになるような、そういう祈り。

彼女たちのそれぞれの折り合いや清々しい生きざまに勇気がもらえる一冊です。

この記事は、イラストレーターの逆襲です。

逆襲裏事情:今回のオーダー

第二回となるくどうの逆襲です。

記事を制作してもらうにあたってあらかじめイラストレーターからライターへ下記のオーダーをしていました。イラストの発注頂く際によくある「〇〇な感じで、いい感じにお願いします」みたいなオーダーをやり返してみたいという中々傲慢な思いから始まった企画となっています。

今回受けて立ってくれた和島さんですが、下記オーダーを元に記事を制作してくれました。

オーダーを踏まえてもう一度読んでみるのもおすすめです。(くどう)

くどうの逆襲 くわしい制作フロー

これまでの「テキストにキャッチーさをプラスする目的でイラストをつける」というテキストが無いと成り立たない流れを180°ひっくり返して「イラストにテキストをつける」というヘンテコ無謀な制作フローです。

記事という文字ありきの媒体ではありえない制作フローだからこそ、ありえないものが生まれるかもしれません。

編集後記

逆襲されたライター・和島咲藍

編集部で立ち寄った京都の喫茶店で、「イラストレーターはいつもライターの記事に絵をつけてくれているんだから、その逆をやったら面白いんじゃない?」と提案したのは、わたしだったように思います。

「面白いんじゃない?」と言った気持ちに嘘はなく、第二回に自分が指名された時にはとてわくわくしていたのですが、やってみたら思っていたより骨の折れる作業でした。

今回はより厳密に「逆襲」にするために、原稿のラフを3つ提出して、その中からくどうさんの意図と最も合うものを選んでいただき、記事の編集もくどうさんに担当してもらいました。本気のラフが没になるつらさとラフを一つに絞る苦しみをお互いに交換したということですね。ヒエ……

結果として、お題の「夜を渡り歩く」と、イラストの、カットが脈絡なく登場する「めくるめく感」から、創作を書くことになりました。

いつもは自分の恥ずかしい部分や煩悶もさらけだして、「いくら大仰に聞こえようとも絶対に嘘はつかない」というところで記事を書いています。だからいわば嘘の集まりである創作を書くのは生まれて初めてで、自分で提案しておきながらほんと〜〜に大変でした。普段使わない頭を使ったというか。

少しテキストのことをお話しすると、これはイラストの題材になっている小説『さきちゃんたちの夜』を意識しています。「さきちゃんたち」が過ごすそれぞれが生まれ直すための一晩をわたしも過ごしてみたらどうなるかな、というのが出発点で、あとはわたしの下の名前が「さくら」なので、さくちゃん。楽しんでもらえていたらうれしいです。

いろいろ書きましたが、総合してとても刺激的で楽しい取り組みでした。くどうさんのこの絵がなければ創作を書くことはきっとなかったと思うし、自分でも知らなかった引き出しをたくさん開けてもらった気持ちです。いい企画ダナ〜〜〜!

逆襲者・くどう

今回でやっと第二回です。確か4月頃に第一回を出して、第一回で既にこの“逆襲”のやり方の正解が分からなくなり、悩んで疲れて考えてを繰り返していたらいつの間にか時間が経っていました。

今回イラストのモチーフに選んだのはよしもとばななさんの「さきちゃんたちの夜」という小説です。ずっと大好きな本です。

今回ライターの和島さんにはラフをまず3つあげてもらったのですが、いいアイディアをボツにするという作業がどうしようもなく苦しいものなのだということを痛感しました。

3つ共どれで進めても全部合うは合うし面白いでしょ!というものだったのでひたすらに「えええ〜〜〜〜〜〜選べないよ代わりに誰か選んでくれ〜〜〜〜!」となりました。本当に全部よくて、ですが特に今回のイラストで描いた意図と合うものをとヒイヒイ言いながら選別しました。

今回イラストに込めた気持ちですが、憧れと強さをたくさん込めました。

この小説には何人もの“さきちゃん”が居ます。どのさきちゃんもひとりひとり全く違う人間で空気や性格や思考ももちろん様々なんですが、何故だかさきちゃん全員共通して凛としていて、強くて、きれいなんです。どこかこの世のものと思えないうつくしさが彼女たちにはあって、その浮世離れした感じを和島さんがドンピシャで記事にしてくれました。初めやはり和島さんも創作初めてとの事で手探りで執筆されていたのですがすぐに「あれ?最強なのでは?」というフェーズに入っていって最終的に最強の記事にしてくれていました。さくちゃんも強い。

そしてくどうの逆襲という事で今回編集もやらせて頂きまして、この作業をする事で「逆襲」のいい意味での負荷が皆にのしかかったなと思いました。

何故なら、私は私で「編集キッツい編集者もライターさんたちもすごすぎるよなんでみんなサラッとできるの?」となっていましたが和島さんもラフをあげる作業や歩み寄りヒアリング等、普段これが全く逆の立場なので2人してウンウン唸って苦しみながら作業を進めました。

前回に引き続き今回も奇跡・成長・信頼みたいな少年漫画みたいな回になって、このまま回を重ねるとスーパーサイヤ人になれるかもしれません。

楽しかった〜〜〜〜〜〜〜〜!

くどうの逆襲 第一回はこちら

余白という自由を写すめがね | くどうの逆襲 第一回

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和島 咲藍 Written by:

1997年土曜日生まれ。結果オーライの申し子。わたしは気さくです。

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