I’m back. Omatase. 

タグ: マーク・ウェブ

2020.03.19 / / コラム

(C)2017 Twentieth Century Fox

僕は大体いつも、くよくよしている。個人的なことにも、社会的なことにも。

たとえば、高校時代の友だちとの関係について。会って話せば別に仲良くできるけど、SNSを見ていると価値観が自分とは違うことがよくわかる人がいたとする。その人の呟きを見て「あ、そこそんなふうに言っちゃうんだ……」と胸にもやが生じる。

価値観はみなそれぞれで、みんな違ってみんないい。けれど、自分が大切にしたいところでズレを発見してしまうと、困ってしまう。しかもそのズレが、僕との一対一の関係ではあまり現れない場合、余計に困る。露骨ならもうその人から離れてしまえばいいけれど、そうでないなら、目を瞑ればいい話なのかも……。どうするのが正解? わからない。

2020.03.04 / / コラム

『(500)日のサマー』のレビューをお届けします!

この映画の時系列を整理してみると……?
 (編集部)

ぼくには夢中になって自分をコントロールすることができなくなるほど好意を持ってしまった恋人がいた。

もう10年ほど前の恋愛なので後悔などひとつも残ってないが。『(500)日のサマー』を観るとあの頃を思い出す。この映画をはじめて観た時はそんなトラウマ恋愛の直後で自分を主人公トムに重ねてえらく感動していた。小悪魔系女子により量産された被害者への救済映画だと思って繰り返し観ては恋愛自己肯定感を高めていた。


10年たって久しぶりにこの映画を観ると「あれ?ヒロインのサマーってそんなに身勝手なことをしてるわけじゃなくてトムの人生経験不足なんじゃないか?」という疑惑がぼくの心の中に浮かんできた。

今ならわかるぞ!サマーがどうして映画『卒業』のラストシーンで号泣していたのかが!なぜ婚約中のパーティーに恋人未満セフレ以上のトムを招待したのか!

全国のトムくんにこのコラムを是非読んでもらいたい!そしてできれば10年前の自分自身に読んでもらいたい。そして知ってもらいたい。トムとサマーは500日もの間、すれ違い続けただけなのだということを。

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