I’m back. Omatase. 

金城昌秀

金城昌秀

ロックバンド「愛はズボーン」でGt.Voを担当。 様々なアーティストのMV監督や動画編集、グッズやCDジャケットといったアートワークも手がける。

金城昌秀の書いた記事

2021.10.15 / / レビュー

音楽やファッションも抜け目なくカッコよくてぼくは『マトリックス』が大好きだ! レビューを見て色んな人の感想を読み漁ったこともあったが、もそこではあまり語られない部分がある。それは主人公ネオが覚醒し、そして救世主(the one)となるこの映画のクライマックスである。なぜネオはいきなり救世主になったのか?という部分に関する考察だ。 IMdbより 画面にへばりつき、モーフィアスやトリニティや預言者のオラクルとの会話をよく観ておかなければ、なぜエージェントによって銃殺されたネオが最後に突然立ち上がり突然救世主となったのかを見逃してしまう。 …

『アメリ』(2001)から受けた印象はすごくオシャレでパリの街を現実のパリ以上にファンタスティックで楽しい街に映し出してくれる映画というものだった。 パリの街を幻想的に映し出すことでファンタジーの世界にも見えなくもないように表現していたり、そのためにカラーグレーディングは昨今Instagramなどでもよく使われる “映画風フィルター” の元となる技法の「ティールアンドオレンジ」を使っていたり。背景や衣装には補色同士の赤と緑を常に配置し、映画のテーマカラーを常に観客にみせてるなどの工夫により作品の世界観が特徴的な一本である。 IMdbよ…

あれ?『E.T.』っぽい! いや!次は『スター・ウォーズ』だ! ここで『スタンド・バイ・ミー』か〜! 『ストレンジャー・シングス 未知の世界』(2016〜)を観ているとたくさんの80年代映画のパロディが隠れていることに気が付く。 ※『E.T.』(1982)『スター・ウォーズシリーズ』(1977〜)、『スタンド・バイ・ミー』(1986) NetflixオリジナルSFホラードラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』(以下『ストレンジャー・シングス』)はカルト的な人気を誇りながらも、社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなったシリーズだ。…

悪だくみをする男たちが大好きだ。 学校や会社では口にしてはいけないような汚い言葉を使って、薄暗くて狭い場所で馬鹿笑い。時々、口論になりながらも、なんだかイケナイことをたくらんでる男たちがぼくは大好きだ。『レザボア・ドッグス』(1992)も含めて、タランティーノの映画にはそういうやつらがよく出てくる。 IMdbより 彼らはなぜかいつも半笑い。自分たちにしかわからない言葉を使って突然笑いがおきたかと思えばその次には取っ組み合いが始まったり。彼らの話は輪の外の人間からすると一体なんの話をしているのかわからない。なぜなら、その会話には主体性も…

2021.07.02 / / コラム

(C)2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS

夏。緑と青空、セミの声と氷が溶けてグラスの中で傾く音、雨上がりのアスファルトの匂い、山下達郎の歌声。ぼくは日本の夏が大好きだ!

そんな「夏」というアウトドアなイメージに対して、真逆のインドアなイメージのインターネットの世界をぶつけて混ぜ合わせ、リンクさせて物語を作り上げた作品が細田守監督の『サマーウォーズ』(2009)である!

2021.06.18 / / コラム

『ダークナイト』(2008)の半端ではないほどの緊張感を作り出しているのはヒース・レジャー演じるジョーカーというキャラクターである!……というのは今回は置いておいて、目には見えないが、明らかに緊張感にブーストをかけているBGM。つまり音楽に注目してみた時に、あの緊張の糸が張り詰めていくような上昇していくストリングスの音はまさにジェットコースターのそれだ!上昇しすぎて千切れてしまいそうなのに、まだ上昇するから本当にハラハラする。

映画は娯楽か?芸術か? ぼくの回答は「どっちも踏まえて芸術だし、どっちも踏まえて娯楽である」というような自問自答しておきながら、なんともすかした答えになってしまう。 あまりに芸術的な観点で映画を観てしまうと、ただただ派手で楽しい演出などを楽しめなかったり、逆に娯楽として楽しむためだけに映画を観てしまうと細かな描写や演出などを見落としてしまう。このバランスを絶妙に保ちながら映画を観賞することで視野を広げ、一本の作品からできるだけ多くの感動を得ることができると考えている。 それは、音楽に置き換えても同じことが言える。 今回の題材となる『オ…

クラブやライブハウスでトランス状態になったことはあるだろうか。ぼくは何度も経験したことがある。もちろんNOドラッグで!お酒と音楽の相性の良さは侮れない。

どこかへ連れて行かれる感覚だ。

特にクラブで流れる四つ打ちテクノミュージックは時間の感覚が伸び縮みしているようにも感じるほど思考から冷静さを抜き取っていく。

>フラスコ飯店からのお知らせ<

音楽を聴いていて涙が出てしまったことがあるだろうか。

この場合の音楽というのは “歌” ではなくあくまで “音楽” を聴いて涙が出てしまったことを指していると考えて欲しい。

それは、歌詞に共感して泣けるものとは違い、サウンドや旋律を聴いている間になぜか心がざわついてきて涙がこぼれるという感覚だ。

ぼくは映画『Stand by me』(1986)を観るとほとんどの確率でエンドロール中に涙がこぼれてしまう。それはメインテーマであるBen E. Kingの『Stand by me』(1961)が流れるからだ。感情が昂っている時に聴くあの曲にはぼくの涙腺は太刀打ちできない。

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