Te wo Arai mashou.

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2020.12.25 / / わた藤

あなたにとって、2020年はどんな年だっただろうか。突然猛威を振るった新型コロナ感染症に東京オリンピックの延期、外出自粛の日々。思うところはいろいろあるけれど、わたしにとって外せない2020年の象徴は「BUMP OF CHICKEN」だった。

世間を、特に BUMP OF CHICKEN ファンを騒がせたニュースが2つある。

1つは、Vo.Gt. 藤原基央の結婚発表。バンドのレギュラーラジオである『PONTSUKA!!』 内で自身の口から公表し、インターネット上では祝福や驚き、ショックの声など、様々な反応が見られた。

2つめは、Ba. 直井由文の不倫スキャンダル。結婚を隠して女性と交際していたことが元交際相手の女性によって週刊誌にリークされ、こちらも大変な騒ぎとなった。メンバーはラジオと書面でコメントを寄せ、直井は活動を休止、当面は残りの3人でバンド活動をすることになった。

もちろん、多くの人にとっては、これらは毎日世に放たれる様々なニュースの1つに過ぎない。1週間もすれば世間話にもならない、いつものありふれたゴシップだ。

だけどわたしは、特に直井の不倫報道にものすごい衝撃を受け、それはこの記事を書いている現在に至るまで、ずっと尾を引いている。わたしが好きな BUMP OF CHICKEN というバンドが一体どういうバンドで、これから彼らの曲をどんな顔をして聴いていいのかが、さっぱりわからなくなってしまったのだ。

(C)2020「星の子」製作委員会

「わけわかんなくなることってあるんだね」

姉・まーちゃんが幼いちひろに呟いたこの言葉は、私たちが生きていくなかで遭遇する “ままならなさ” を素直に表現したものとして私の耳に残った。

人生は、世界は、自分は、わけわかんない。

映画『星の子』は、自分の置かれた境遇を、周りにいるたくさんの他者を、そしてそのなかにいる自分自身を、どのように受け入れていけばよいのかという問いについて、煮えきらないまま考え続けるひとりの中学生の姿を描いた作品だと筆者は考えている。新興宗教という個別的なモチーフが用いられているが、それを通して抽出されているのは普遍的なテーマだ。

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