I’m back. Omatase. 

タグ: 小松奈々

(C)2020映画「糸」製作委員会

スーパーで良いお肉を買ってきて、塩コショウで焼くだけ。それだけで十分美味しくなるのに。どうして脱いだ靴下をドクターペッパーで煮詰めたような味がするのでしょうか。

菅田将暉と小松奈々を主演に迎え、中島みゆきの名作「糸」から着想を得た脚本で「平成史」を描く――という看板を掲げさらに斎藤工や成田凌、榮倉奈々が脇を固め、音楽は亀田誠二。材料はどれも一級品ばかりなのに、勿体ないの一言です。誰が焼いても美味しくなるはずなのに。スーパーどころか百貨店で世間知らずが好き勝手買い物をした挙句、料理を知らない子どもに丸投げするかのような粗悪な出来でした。

(C)2016「ディストラクション・ベイビーズ」製作委員会

意識を失って目覚めた時、冬の始発に充ちる空気のように頭が透き通っている感覚が忘れられない。山岳ベース事件を起こした連合赤軍の森恒夫が「自己批判」「総括」として他人に暴力を振るい、共産主義を盲目的に信奉する革命戦士として生まれ変わらせようとした契機は、自身が気絶した後に「生まれ変わったような心地がした」からであるらしい。

正直、分からなくもない。顎に足先が掠めただけなのに、いとも簡単に意識が攫われる。幼い頃から空手を習っていた自分にとって、暴力は隔日の夜に訪れる信仰対象のようなものだった。

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