Te wo Arai mashou.

投稿者: フラスコ編集部

「フラスコ飯店」は映画を通して新しい視点や知識を楽しめるwebメディアでございます。またのご来店をお待ちしております。

毎度おおきに、いつもご愛読いただきありがとうございます。

フラスコ飯店 編集長の川合です。

本日はご贔屓の皆様に大切なお知らせです。こうやって書くと後ろ向きに見えますが、とても楽しいニュースです! なんだか釣りっぽくてすみません。

前向きなお知らせを3つお届けします!

(C)山内マリコ/集英社・「あのこは貴族」製作委員会

「あのこ」が誰なのか、映画がはじまるや否やわたしたちはすぐに察する。元旦の東京をタクシーで移動する彼女の身なり、運転手のどうでもいい話に返事をせず、かといって流れる夜景にも関心を示さない物憂げな表情。そして立派なホテルで豪華な食事を楽しむ彼女の家族を見て「このこが貴族」だと確信する。じゃあわたし(たち)はなんだろう。

映画『あのこは貴族』はあらゆる「対比」が散りばめられた作品であり、その対比はタイトルから既にはじまっている。家族との優雅な会食とそこでの話題、「おばあちゃま」呼びなどなど、わたしたち観客は華子との生まれ育ちの比較をせずにはいられない。

はじめに、『ミッドサマー』はホラー映画だ。

しかし、アクション的に、幽霊が出てきてワッと驚かせたりなど分かりやすいホラーシーンはない。

ただただ、見ていて奇妙な雰囲気や気味の悪さを感じる。老人が村の風習によって崖から飛び降りたり、奇怪な死のシーンなど異様にアップされるゴア描写が頭の中にこびりつく。

IMDbより

初めてこの映画を見たのがいつだったか、どうしても思い出せない。わたしが写真を撮りだした時か、もしかしたら写真の道を目指そうなんて思ってもなかった時かもしれない。どっちにせよわたしは「撮る」側の気持ちになってこの映画を眺めていた。全ては共感できないけど、理解はできるなあとか考えていた。それはわたしに写真を撮る覚悟ができていなかったことを意味する。

わたしは大学生の時にヌードに惹かれ、写真に惹かれ、今は写真家として生きている。人を撮っている。

・Sony Pictures Entertainment

映像制作会社に勤める傍ら、本の企画・制作や編集、時には文章を書いていたりしています。

出版業界の超超端っこの方におりますと、たまにこうやってフラスコ飯店の店主のような酔狂な方が「おい!何か書かへんか?」と依頼をくれます。ありがたい限りです。ありがとう店主。コロナ気をつけてね。ありがたいけど、何を書こう。

文・西川タイジ

1986年山形県生まれ。『トーキョーブンミャク』運営。肩書きは特にありません。好きに呼んで下さい。編んで書いて読んで飲んで観て聴いて泣いています。 

今回はとりあえず、私の好きなロックに関連した青春映画の話をさせてください。

どうしようもなくへこんでしまったら、とりあえず踊りませんか。

曲をかけて、好きに体を動かすだけ。すごく簡単です。

みんなは普段、人前で踊りますか?

私は踊りません。ほぼ。

(C)2020映画「糸」製作委員会

スーパーで良いお肉を買ってきて、塩コショウで焼くだけ。それだけで十分美味しくなるのに。どうして脱いだ靴下をドクターペッパーで煮詰めたような味がするのでしょうか。

菅田将暉と小松奈々を主演に迎え、中島みゆきの名作「糸」から着想を得た脚本で「平成史」を描く――という看板を掲げさらに斎藤工や成田凌、榮倉奈々が脇を固め、音楽は亀田誠二。材料はどれも一級品ばかりなのに、勿体ないの一言です。誰が焼いても美味しくなるはずなのに。スーパーどころか百貨店で世間知らずが好き勝手買い物をした挙句、料理を知らない子どもに丸投げするかのような粗悪な出来でした。

(C)2019 Universal Pictures and Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.

『1917年 命をかけた伝令』は、第1次世界対戦中1,600人の命を救うための伝令を運ぶ、戦場の中を走り抜けて、お手紙を手渡しで届けに行く話だ。1917年はスマホでLINEを開けば、10秒でメッセージが送れる今とは大違い。「ちょっと連絡したい」と思っても手軽な連絡手段がない。実際に行かないといけないのだから。

さて、この映画は最初から最後まで一息に撮影された「ワンカット」映画だと大きく喧伝されているが、残念ながら実際のところはそうではない。「ワンカット風」なのだ。

「いやいや、ここ編集してるでしょ!」「このシーンの暗転では流石に切り替えられるでしょ!」と怒っている人すらもいるくらいだ。あくまでもワンカット「風」なのだ。

気になるのは、なぜワンカット警察にどやこや怒られるリスクを背負ってまで、わざわざワンカット風で仕上げたのか? ということだ。「風」であったとしてもかなり面倒であることには変わりない。

どうしてそんなめんどくさいことをしたのか? という疑問をこの記事で考えていきたい。

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