Te wo Arai mashou.

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2019.08.18 / / 特集

平成の遺産。映画「ちはやふる」三部作をそんな大仰に表現することだって僕はもうためらいません。

しかしながら、残念なことにこの映画には旬がない。夏に甘酸っぱい日本のアニメ映画を見る。またはクリスマスに『ホーム・アローン』(または『ダイ・ハード]』でも構いませんが……)というような季節性を帯びた作品ではありません。あのSF映画のアノ技術が実現した? そういやどんな話だったっけ。という機会にも到底恵まれないでしょう。

じゃあなぜいま?そんな声も聞こえてきそうですが、僕たちの答えはこうです。旬がない。だったらいつでも。

そんなわけで今月の特集では、小泉徳宏氏が監督する「ちはやふる」シリーズの魅力をお伝えしましょう。

2019.08.01 / / コラム

かぽーん。いいよね、銭湯。サウナも。

泊まりの仕事のとき、僕は大抵はカプセルホテルを使います。完全夜型の僕なんて、どうせ宿をとっても寝れないんだし、それならいっそお風呂にお金を使おう。中途半端なビジネスホテルの宿なんかよりよっぽど豪華なお風呂にはいれる。しかも安い。そういう理屈です。

しかしながら、僕みたいな自意識過剰な小心者にはカプセルホテルの利用ですら、ある種の死闘なのです。

(C)Universal Pictures All rights reserved.

ユニバース、ユニバース、ユニバ―ス。

あれも?これも?それもそうなの?

知らないよ。全部見てられないよ。そんな声が聞こえてくる。わかる。そりゃそうだ。普通の人はそう言うのが筋でしょう。こんなのに付き合ってるの僕らみたいな一部のおかしなファンだけですよ。

あなたのもとに、あるツイートが流れてきました。

あなたは当然「ひどい」と思います。リプライ欄にも同情的なツイートや歩きタバコに対する怒りのツイートが並び、さらには専門家らしき人が詳細に対処法を教えているものもありました。

あなたはこんなひどいことが二度と繰り返されないためにも、そのツイートのリツイートボタンを押しました。

後日、また別のツイートが流れてきました。

それは前にあなたがリツイートした【悲報】ツイートが、全くの嘘だということを告発しています。

「えっ、あれ嘘だったの??!」

しかも元の画像は、むしろほのぼのしたエピソードでした。

あの【悲報】ツイートを見たときに抱いた同情が、一気に腹立たしさに変わるのを感じます。無理もありません。あのツイートの主は、全く事実でないことをでっち上げて、多くの人を騙したわけですから。あなたは自分がデマを拡散してしまったことに気づき、それを訂正するためにも、告発ツイートのリツイートボタンを押しました。

社会学者が「小説」を書いたらどうなるのか。他者との交わりと自己への内省が同居するこの岸政彦の小説を、自身も社会学を学んでいるライターの安尾日向が語ります。

思い出すこと

自分の一番古い記憶ってなんだろう、と考えてみる。

4歳のとき、もうすぐ生まれてくる妹を、わくわくしながら待っていた病院の廊下の景色だろうか。それともそのもう少し前、幼稚園の入園式の日に、制服を着るのが急に嫌になって、押入れの一番上に登って籠城したときの、少し高いところから見下ろした居間の景色だろうか。

どちらのイメージも、思い出した端から綻びていく淡いものだ。これらは記憶と呼べるのだろうか? 自分が本当にこの目で見たものだという自信は少しもない。印象的なこれらのシーンは、あとになってから家族に聞かされた話を、頭のなかで想像し、再現したイメージに過ぎないのかもしれない。

2019.07.01 / / コラム

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